Chocolate ~ come true ~
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昼前、近くの湊町に着くと、



『迷子になんなよ(汗)やっかいだから。』

そう言って、再び手を繋いでくれた。



『あ…ありがとう〃〃』

あたしが照れながらついていくと、港から少し歩いたところに電話ボックスが1つあり、おじさんが電話ボックスに寄りかかって立っていた。




『君!!』

突然その電話ボックスの前のおじさんが話し掛けてきた。



『は…い?』

首を傾げると、蓮は


『知り合いか?』

あたしに尋ねた。




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