Chocolate ~ come true ~
『あたしらは…………。』
あたしは、どうしてもそこが思い出せない。
思い出したのだって、この光景を見たからで……。
あたしは険しい顔をしていたのか、
『ま…まぁ、思い出したらで良いから。そんな考え込まなくてもさ↑』
蓮は笑う。
『うん!』
あたしは頷いて、前を見た。
あたしのついてきた理由…。
それを、思い出せなかった。
でも、きっとこれだ!!
きっと、夢を見たから…。
だから、ついてきた気がするんだ。
少しだけだけど、真実に近づけたような、そんな気がした。