Chocolate ~ come true ~
第4章 サメと机
無能
蓮が階段の真ん中辺りまで降りたところへ、下から水が上がってきた。
『こ…このあとは……どうする?』
蓮は後ろに振り向いて、あたしに聞いた。
『それは…ちょっ…ちょっと、待ってね。何か思い出せそうなの(汗)……確か………よ…横に避けて!!階段の端に避けて↑』
蓮もあたしも急いで横に避けると、水はそのまま上へとぬけていった。
『チェッ!もう少しだったのにな(笑)』
女は、ゲームを楽しんでいるかのような態度をとっている。