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どこかでシアの事を見ている
だろう・・そんな気がして。
「坂巻さん・・まだ、
連れて行くには早過ぎるでしょ?
何でもするから・・
いい加減、勘弁して下さいよ。」
それとももう、一緒に
居るんじゃあるまいな?
あの世で再会して・・
2人を別つものは何もない。
そこで
恋がまた再燃したりして・・
はっ・・・。
俺の居ないところで
まさか。
イチャイチャ・・下手すりゃ
ギシギシ、アンアン・・
ゆ・・! 許せん!!
「ダメだ」
「「 ・・ジュード君? 」」
つい握り拳でいきなり
立ち上がった俺は
天井に向って声を上げた。
「さっさと帰せって
頼んでるだろがっ!
このロリコン野郎っ・・!」
「「 !? 」」
それで帰すのが惜しく
なったンじゃないだろうな?
俺に頼んで逝っといて今更、
それはないだろう!?
「故人を"ロリコン"だなんて
罵っちゃダメだよ・・。」
「喧嘩売ってるのか、
お願いしてるのか、
よう解らん・・!落ち着いて。」
2人に肩を押さえられ、
またイスに座らされた。
"大丈夫だ"と手で
アピールしてから額を摩る。
「悪い・・つい妄想、いや、
興奮して。」
彼女の・・、
取った手があまり暖かくない。
頬に当ててやりながら
周りに置いてある機械の
ディスプレイを目で追った。
警告音も鳴らず、
今の所何ら変わりはない。
もし既に一緒に居るんなら、
シア、お前の意思で
ちゃんと帰って来い・・。
俺の事も・・少しは
愛してくれてるんだろ・・?