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「・・・き・・さんも・・!」
俺達3人共が顔を見合わせ、
カバッ!
一斉にイスから立ち上がった。
シアの口がむにゃむにゃ、
何か言い出したんだ。
「シア!起きて・・!」
ピタピタ、彼女の頬を軽く叩く。
するといきなり、
「「「 うわっ!! 」」」
皆ベッド脇で
腰を抜かしそうになった。
彼女の体がベッドの上で
激しくバウンドしたんだ。
あの、体が落ちていく様な
悪い夢を見た時、
目覚めに足が跳ねてる事がある。
まさにそれだったんじゃないか?
俺は慌ててナースコールを押す。
「シーちゃん・・・!」
「シア!」
眩しかったんだ、
一瞬、眉間に皺を寄せて
やっと・・・、
その大粒の瞳に光を映した。
暫く、ポカンと薄く口を
半開きにしてこちらを見てる。
「お帰り、シア・・。」