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湯冷めしないウチにやや長めの
レースドロワーズでオヘソまで。

ボリュームを抑えた白と水色の
尻尾つき姫袖ネグリジェに、
小さな猫耳付ナイトキャップ。

イメージはあの、"チビ猫"で。

冬用なので肌に触れる裏地も
実は同色の暖か素材・・。

前にお遊びで書いたものの
試作品を届けて貰っていたんだ。

シアの為に
デザインした様なモノだ。

似合い過ぎてて・・・イイ!

思わず写メ。
(自分用、スタッフ用、会長用に)


こんな風に着替えさせるのが
こんなにも・・楽しいなんて。

俺って、ヘンタイ入ってる?


「さすがはシーグラスの一流
スタッフだね・・ピッタリだ。」


あと1つオマケが入ってた・・。
オリジナルか・・?

これは・・!


『シアちゃんが早く元気に
なれます様に。 スタッフ一同』



アメ・ショ柄の着ぐるみパジャマ。
うーん、どっちも捨て難い。



「少しでも体力を回復しないと。」

「じゃ、ベッドの
ヒーター入れていいですか?」


うっ・・!

不用意に腰を折るな。
危うく後姿にモエそうだった。


「て・・低温でね。」


口に入れた体温計はやっとのこと
36℃を保っている。

顎の下に触れて見るが、
やはり俺の手の方が暖かい。


「買い物だけちょっと行ってくる。
今日はずっと傍に居るから。」


額にキスを与え、布団を被せた。

ここの所2人でゆっくり・・なんて
なんかったんだ。

他愛のないひと時でも
俺にとっては安息の時間だった。

彼女にそうしてやる事に
喜びを感じている俺って・・。





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