+ missing-link +
ピーンポーン
ピーンポーン・・


「クソ、ジュードめ・・!」


イラつきもする。
彼女はまだ帰宅していない。

部屋の合鍵は持ってないって
シアは言うんだ。

絶対、あの男がまだ
持っているに決っていた。



「どうなってんだよ・・!?
"じゃあ、禅さんからね♪"
って・・俺はイザって時に
ノート進呈されたんだぞ!?」


俺はずっと夕べから今日一日、
ヤツに連絡を入れていたが
携帯は留守番になっていて。

全く訳が解らない・・。

やっと彼女を手に入れたと
思ったら何かおかしいんだ。


「兎に角、彼女の様子が変だ。
もう一度何とかしてくれ。」

もう5度目のメッセージだ。
くそ、こんな筈じゃなかった。

けどまあ、ジュードのジの字
も思い出せないみたいだし?
それだけでも十分だ。

アセル事はない、もう
"俺の物"も同然じゃないか。
後はジワジワ・・ふふ。

ああ・・いい匂いがしてた。

以外にオッパイもボリューム
があって驚いた。尻も思わず
掴みたくなる弾み具合でイイ。

顔も小さいから
きっと着やせするタイプだな。

直ぐ体を硬くしたりして
何ともウブな感じが堪らない。

あの声で、あの顔で
いつか鳴かせてみたかった。

シアは知らないんだ

あの番組を観て俺が
"ブルッ"と
震えが来た位イカれたって事。

同時にJudeの玩具にされてる
って、容易に想像がついてた。


『あんなイイコなのに』


あんな"ドS"で有名な男に
君はきっと弄ばれているんだ
って、俺の周りは皆言ってる。

シアは騙されてるんだよ・・。

あんな男の愛情なんて
ペラッとした薄いもんだ。

俺は違うよ?

大阪で君の姿を観た時から
もうずっと・・
シアに恋してたんだから。

この物件に君が越したって
聞いてチャンスがいよいよ
俺にも回ってきたって・・。

それが証拠にlady luckは
俺に微笑み、
あの役も俺に与えてくれた。

ねえシア?
これって運命を感じない?

ああ、だから早く繋がろうよ。

皆に祝福されて
もっと分かり合おう。

そう、もっと・・。


< 313 / 332 >

この作品をシェア

pagetop