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「うわっ!
この人、本気でマッパや!」
「早くコレ着て!」
軽石が頭にヒットしただけで
済んだ俺は悲鳴を聞きつけた
柘植とサクヤに
部屋に連れ戻されていた。
事情を話せない俺は前に彼女
が使っていた部屋で待った。
その内、シアが戻って来て・・
俺はベッドの隣に彼女を誘う。
「さっきはゴメン・・
つい、押さえ切れなかった。」
「あ・・いえ・・。あの・・
さっき、誤解って・・?」
彼女が見上げると胸元から
フワン・・といい匂いがした。
湯上りの暖かそうな頬につい
手を伸ばし掛けて引っ込めた。
「記憶が戻るまで・・
手も触れちゃいけないって。」
「・・・そうですか。」
ナンなんだ。
この・・昔の青春映画の様な、
ウブな中学生の様なモジモジは。
「さっきの話だけど、良く考え
たら君の記憶が戻るまで話して
も理解できないと思うんだ。」
「・・・ええ。」
「でも、これだけは覚えていて。
俺が君しか愛してないって事を。
坂巻の事なんか関係なく、だ。」
彼女をじっと見つめると
顔が更に赤らんで顔を反らした。
気のせいかな・・彼女の仕草が
どこか幼く見えるのは?
今もベッドの反対側で身を捩り
"の"の字を
指で仕切りに書いてる様な。
「皆も・・貴方が私の彼だったと
云うから間違いはないと思うけど
どうしよう・・私、禅さんに・・」
ああ・・そうだろうな。
あの後、
あの男が手を出さない訳がない。
サクヤの云う通り・・天罰さ。
「・・もう、交換日記、
渡してしまいました・・。」
「そうか・・やっぱり・・!
もう渡しちゃったりしたのか・・
・・え・・・はい?」
「あ・・それと・・その、
"坂巻"って云うのは・・?」
頭が真っ白になった・・。
あれほど愛していた男の名も
シアは忘れてしまっている・・!?
この人、本気でマッパや!」
「早くコレ着て!」
軽石が頭にヒットしただけで
済んだ俺は悲鳴を聞きつけた
柘植とサクヤに
部屋に連れ戻されていた。
事情を話せない俺は前に彼女
が使っていた部屋で待った。
その内、シアが戻って来て・・
俺はベッドの隣に彼女を誘う。
「さっきはゴメン・・
つい、押さえ切れなかった。」
「あ・・いえ・・。あの・・
さっき、誤解って・・?」
彼女が見上げると胸元から
フワン・・といい匂いがした。
湯上りの暖かそうな頬につい
手を伸ばし掛けて引っ込めた。
「記憶が戻るまで・・
手も触れちゃいけないって。」
「・・・そうですか。」
ナンなんだ。
この・・昔の青春映画の様な、
ウブな中学生の様なモジモジは。
「さっきの話だけど、良く考え
たら君の記憶が戻るまで話して
も理解できないと思うんだ。」
「・・・ええ。」
「でも、これだけは覚えていて。
俺が君しか愛してないって事を。
坂巻の事なんか関係なく、だ。」
彼女をじっと見つめると
顔が更に赤らんで顔を反らした。
気のせいかな・・彼女の仕草が
どこか幼く見えるのは?
今もベッドの反対側で身を捩り
"の"の字を
指で仕切りに書いてる様な。
「皆も・・貴方が私の彼だったと
云うから間違いはないと思うけど
どうしよう・・私、禅さんに・・」
ああ・・そうだろうな。
あの後、
あの男が手を出さない訳がない。
サクヤの云う通り・・天罰さ。
「・・もう、交換日記、
渡してしまいました・・。」
「そうか・・やっぱり・・!
もう渡しちゃったりしたのか・・
・・え・・・はい?」
「あ・・それと・・その、
"坂巻"って云うのは・・?」
頭が真っ白になった・・。
あれほど愛していた男の名も
シアは忘れてしまっている・・!?