昔話の呪い
―――

――――

―――――

撒き終わったころには

すでに夜であった

『これでいいわね』

二人は学校の入り口に立っている

そして

ボゥッ!!

火をつけた

〈わぁ・・・綺麗だね、お姉ちゃん!!〉

『そうね・・・』

〔聖美〕は

学校を少し見つめてから

背を向けて歩き始めた
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