昔話の呪い
そのときの少女の顔は

血まみれで

目は潰れ

額からは脳みそが覗いる顔で

不気味に笑っていた

「・・・ぃやぁ!!」

私は反射的に身を引いた

すると

腕はスルリと抜けた

私は

部屋の隅まで

後ずさった
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