おしおき
**1.何気にこんな事。
私・・・何でこんな事に?
物音が激しく聞こえる中、初香(ウイカ)は口元を両手で押さえながら息をひそめていた。
[初香、おっきな声あげちゃダメだよ?]
後ろにいた壱哉(イチヤ)が耳元に囁と、初香はピクンと体を震わせる。
うん。と一言返し、喉を鳴らして唾を飲み込んだ。
ガタガタと軋む机に手をつき、ロングヘアの女性が声を荒げているのが見える。
うそっ!
これ現実!?
三畳程の用具入れの中で、閉まり切らないドアの隙間から、凄いことになっている女子生徒の姿に目がくぎづけになっていた。
見てはいけないと思いながらも、目を離すことが出来ない。
[初香?集中しすぎ]
「んご、ごめんっ、けどっ」
[しっ、声落として?気付かれちゃう]
どもりながら謝る初香の顔は、真っ赤に染まって正しく熟れた果実のようだ。
女子生徒と男子生徒の息遣いが激しさを増し、それと共に初香の頬がまた赤くなる。
あまりの光景に、初香はついに目を逸らした。
物音が激しく聞こえる中、初香(ウイカ)は口元を両手で押さえながら息をひそめていた。
[初香、おっきな声あげちゃダメだよ?]
後ろにいた壱哉(イチヤ)が耳元に囁と、初香はピクンと体を震わせる。
うん。と一言返し、喉を鳴らして唾を飲み込んだ。
ガタガタと軋む机に手をつき、ロングヘアの女性が声を荒げているのが見える。
うそっ!
これ現実!?
三畳程の用具入れの中で、閉まり切らないドアの隙間から、凄いことになっている女子生徒の姿に目がくぎづけになっていた。
見てはいけないと思いながらも、目を離すことが出来ない。
[初香?集中しすぎ]
「んご、ごめんっ、けどっ」
[しっ、声落として?気付かれちゃう]
どもりながら謝る初香の顔は、真っ赤に染まって正しく熟れた果実のようだ。
女子生徒と男子生徒の息遣いが激しさを増し、それと共に初香の頬がまた赤くなる。
あまりの光景に、初香はついに目を逸らした。