天然王子に愛されるお姫様
屋上のドアを引こうとする彩音の行動がぴたりと止まる
「あれ・・・・・?王子・・・と誰・・・?あの子」
その彩音の言葉に自分の体が強張ったのがわかった
そっとばれないようにわずかのドアと壁の隙間からのぞきこむ彩音につづけて私も覗き込む
「「え・・・・??」」
彩音と声が重なった
「・・・・な、んで・・・・?」
私の目の前に広がった・・・・・光景は―――――――
仲良さ気にご飯を食べている・・・純と・・一人の女の子の・・・姿だった