クールな彼に一目惚れ
『はぁ~いっぱい歌ったね』

『うん。楽しかった~』

そう言いながら部屋を出てカウンターに返しに行こうとしていたら―――…




『ねぇねぇ君たちもぉ帰っちゃうの??俺らの部屋で一緒に歌わない??』




ナンパだった。




『もぉ遅いんで帰ります』

そう言ってかわそうとしたのに手を捕まれて―――…

『まだ7時だよ。暗くなったら俺たちが車で送ってやるからさ』

男たちはそう言いながらあたしたちを自分たちの部屋まで引っ張っていこうとする。

『誰かっ!!…』

あたしは叫ぼうとしのに

『おっと。俺らが何か悪いことしてるみてぇじゃん』

口を手で塞がれてしまった。

(十分悪いことじゃん!!…このままじゃ!!…)

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