箱入りお姫さまの秘密事


「ああああ
暁衣!さっきの音で起きちゃった?」


「てかまだ寝る時間やないやん」


「はい!これで暁衣も手伝って!」


莉子は近くにあったハンドタオルを俺に投げつけた


「いやや、俺は今忙しいんや。飲みもん取り来ただけやし」


俺はテーブルにタオルを置いて冷蔵庫を開けた


「俊、この野菜ジュースは飲んでいいん?」


「どれだよ?てか自分のじゃなきゃ飲むなよ」



よっこらせっと俊がこっちに向かって来た


一緒になって冷蔵庫の中を見てみる



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