箱入りお姫さまの秘密事


「そんなん話してればわかるんよ」


夏が終わりかける夜の空は青空過ぎて、なんでやろな、俺の今の気持ちと似てる気がするんや


「とにかく、俺はまどかちゃんが好きや。お前に構わず動くからな」


「片岸さん…俺が莉子とキスしてたの、何か言ってたか?」


俺は少しイラついた口調で言った


「まどかちゃんのことは気にしてないんちゃうん?」



すると俊はいきなりがーっと話し出した



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