箱入りお姫さまの秘密事


「確かに俺は片岸さんのことは気になってるけど、それは女禁の黒百合荘に住んでるからで、俺が大家だから気にしてんだよ!しかも俺はまだ莉子のことも片付いてない!だから中途半端にしちゃいけねぇんだよ!」



俊ははぁはぁしながら、公園のベンチに座った



こいつ、まどかちゃんのこと好きなの自覚してないんな…


まぁええわ…


「俊はまず莉子ときっぱり別れんとな」



急に半べそな顔をして俊が俺の顔を見た


「あの莉子をどうやって?」



ん~


「お前が新しい彼女を作るとか?」



< 106 / 229 >

この作品をシェア

pagetop