箱入りお姫さまの秘密事
「確かに俺は片岸さんのことは気になってるけど、それは女禁の黒百合荘に住んでるからで、俺が大家だから気にしてんだよ!しかも俺はまだ莉子のことも片付いてない!だから中途半端にしちゃいけねぇんだよ!」
俊ははぁはぁしながら、公園のベンチに座った
こいつ、まどかちゃんのこと好きなの自覚してないんな…
まぁええわ…
「俊はまず莉子ときっぱり別れんとな」
急に半べそな顔をして俊が俺の顔を見た
「あの莉子をどうやって?」
ん~
「お前が新しい彼女を作るとか?」