箱入りお姫さまの秘密事

さすが早いな
お客さん沢山いるし、スタッフの息も合ってるのかな

と感心した


話をやめ、いただきますをし、食べながらまた話を戻した


「私、お金を貯めたら黒百合荘を出ていこうと思うんですよ」

「うん」


「でも私、今何に向かって頑張ってるんだかわからないんです」


「でも前に海外の大学に行きたいから英語の勉強を頑張りたいって言ってなかった?」


かきを食べながら大塚さんは聞いてきた


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