箱入りお姫さまの秘密事


「大塚さーん」


私は1階に行き、普通の部屋より比較的大きな部屋のドアをノックした



「なに?どうかした?」


ドライヤーをしていたのか、半乾きの紫色の長髪がきれいに光っている



(水遊びをしてるときのケイタみたい……)



私がぼーっとしていると


「片岸さん?」


と声をかけられた



はっと意識を取り戻した



(゜ロ゜;



いけない
いけない



ケイタのことになるとすぐ上の空になっちゃう






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