箱入りお姫さまの秘密事

そんなこと言ったら気まずくなるのは目に見えている


「むしろっ…なに?」


「なんでもないです!」


到着した電車に先に乗った


「どうして怒ってるん♪?」

「怒ってないです!」

「怒ってるやん♪?」


「なんでそんなにるんるんきらきらなんですか!語尾に♪つけまくりですよ!」


嬉しいんやからええやん

と言って私の後ろからついてきた


電車は休日の夕方、上り方面ということもあってかなり混んでいた


物凄く密着している


はああああ
周りから見たらさらに恋人同士だぁぁ



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