箱入りお姫さまの秘密事


私は2階のキッチンでお湯を沸かしながら、外を見て雲の動きを眺めていた


大塚さん、私の部屋に1人きりにしちゃったから大丈夫かな?


ケイタみたいに甘えん坊じゃないかな?




自分の大好きな紅茶を淹れて、私は大塚さんの待つ部屋に戻った





「大塚さん?なに見てるんですか?」



大塚さんは、ボードに貼ってある写真をじっと眺めて言った



「これってさっき言ってた『ケイタ』?」




写真には、私とケイタと男の人が写っていた



「あぁ
はい。そうですよ」





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