箱入りお姫さまの秘密事
裏口から入って、靴を脱いで事務所とスタッフルームを案内された
「てゆうかさ
俊と暁衣と一緒に住んでるんだって?」
「えっ!?
何で知ってるんですか!?
一緒にすんでるって言うか同じ寮なだけで…」
莉子さんは携帯を開いてメールを見せてくれた
「明日、俺の知り合いがお前と同じところでバイトを始めるから、面倒見てやれ。 俊」
大塚さん?
「昨日の夜
俊からこんなメール来たからさ
にしても
あの女禁の寮によく入れたね」
「わがままを沢山言っちゃって
大塚さん、優しいからOKしてくれたんです。」
携帯を閉じながら
「そうだね
俊は優しいね」
莉子さんはうれしそうな顔をして言った
その時なんか
胸
っていうか
心臓の下が
きゅうぅうううう
ってなった
「あの、莉子さんは大塚さんとどういう関係なんですか?」
「あたし?
てか敬語じゃなくていいよ
タメだし!」