箱入りお姫さまの秘密事



「つっおっ」

急にパンツのポケットが振動したので、わけのわからない言葉を発してしまった



携帯を確認すると、毎日来るメルマガだった



いつもならスルーするが



「…………」



「まどかちゃん
再来週の土曜日暇?」



「え?多分…バイトが朝から15時くらいまでだったから、それ以降なら…」



「じゃぁ連れていきたいとこがあるんよ
時間空けてもらってい?」


「平気ですよ」


俺は携帯を閉じ、近くにあった自動販売機でホットミルクティを買った



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