箱入りお姫さまの秘密事
「こちらは留守番電話サービスでした」
『なに訳わかんないこといってんだ、お前』
相変わらず冗談の通じない…
『今どこにいる?
帰りにサラダ油、あの、いつも使ってるやつ、買ってきて欲しいんだけど』
「了解や
了解!
そういや今
誰と一緒やと思う?」
俺はミルクティを飲んでいる片岸まどかを見ながら言った
『また女か?』
「またってなんやねん
俺は結構純情やで」
『俺はってなんだよ
俺だって純情だよ』
ほんま俺らの会話って訳がわからん
「今な
片岸まどかと一緒やねん」
『……は………?』