箱入りお姫さまの秘密事
Ⅶ
がたん
突然公共リビングのドァが開くと、俊が真面目な顔で入ってきた
「おぉぅ
久しぶりの登場やな
なんか流れ的に俺とまどかちゃんがラブラブになってハッピイエンドな感じやで」
「なっ何言ってるんですか!なんの流れですか?」
「話や話」
そんな俺らの茶番には反応せずただ一言
「お前らもう部屋に行け」
とだけ言った
時間を見てみると9時45分
なるほど
莉子がもぅすぐ来るからか
にしても
そこまで神経質にならんでも…
「わかったわかった
さ
まどかちゃん
送るわ
部屋までやけど」
すると彼女はまた笑い出した
多分
部屋以外のどこに送るんだって意味で笑ったんだと思う