『降下を志願する』

午後4時02分

部族指導者達他21名を拘束。

そんな報告が入ってきて、ガリソン少将は笑みを浮かべる。

先程ブラックバーン上等兵がヘリから転落したという報告があった時は少々肝を冷やしたが、まぁ作戦は生き物だ。

そうそうこちらの計画通りにばかり事が運ぶ訳ではない。

そしてそんな不測の事態にも対応できるよう、デルタもレンジャーも訓練を反復させている。

考えられるあらゆる事態を想定し、それらに現場の判断で柔軟に対応できる。

それが特殊作戦に従事する兵士というものだ。

ガリソン少将は無線を手にした。

「よし、捕虜を車両部隊に収容後、迅速に離脱しろ。ブラックバーンの収容を忘れるな」


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