『降下を志願する』
やがて、3台のハンヴィーが到着。

エヴァーズマンはまだ気絶したままのブラックバーン、そして捕虜をハンヴィーに次々と乗せる。

「他の車両は?」

エヴァーズマンが車両部隊の兵士に聞く。

「まだだ」

兵士は首を横に振った。

「車両部隊がレンジャーや捕らえられた者達の所に辿り着けないように、ソマリア人の住民や民兵が、岩や火のついたタイヤでバリケードを作ってやがる…車両部隊は立ち往生してるんだ」

苦々しい表情で答える兵士。

エヴァーズマンも舌打ちする。

民兵どもめ、こざかしい真似を…!

「わかった。捕虜とブラックバーンを連れて、先に基地へ。俺達は後続のハンヴィーで撤退する」

「わかった」

こうして先行した3台のハンヴィーは、銃弾の飛び交う中を基地へと撤退していった。

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