『降下を志願する』
手にしたMSG-90で殺到する暴徒達を撃ち倒しながら、ゴードン達はヘリへと駆け寄る。

「デュラント、デュラント!」

墜落ヘリのドアを叩き、シュガートがコクピット内に踏み込んだ。

「味方だ、助けに来た」

「……!」

デュラントの目が潤む。

余程不安だったのだろう。

シュガートの姿を見とめた彼は、本当に嬉しそうだった。

「来てくれたんだな、嬉しいよ」

「ああ、俺もだ」

銃を構えたまま、シュガートはデュラントに近寄る。

「怪我は?」

「ああ…両足が折れている…自力で歩けない」

「そうか」

一旦銃を置き、シュガートがデュラントに肩を貸す。

「ヘリから引きずり出す。少し我慢しろ」

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