絶愛
「よかった。ちゃんと覚えてくれてたんだな。凄い酔ってたからな~」

ハハハと雅彦が笑っている。




「……」




すみません…何にも覚えていません。




「でさ、いつ頃になりそう?」




やばい、のんきに寝てたなんてますます言えない。




「うんとね~今から家をでるから、あと40分ぐらいかな?」




「そんなに待ってるのは、俺が淋しいな(笑
迎えに行くからさ、ケンチャンの家の近くにさ、コンビニあるからさ、寒いからそこで待って?」




「ケンチャンって誰?」

「昨日行った家の人の名前だよ。」


優しい話し方に胸がギュット感じる。






「じゃあ、30分ぐらいで着けるから待ってて。」






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