絶愛
生意気な調理人
私の仕事は、飲食の社員。

アルバイト管理はもちろんの事、レジ閉めや、接客までもが当然仕事。


「すいません。この料理確認おねがいします」


まだ、ここに入って間もないけど、それなりに慣れてきているつもりでいる。


飲食といっても私は和食の方。




いつも思うのは、特に職人って・若い人にも係わらず気難しい人が多いとおもう。





初日に挨拶したときだって、同期入社したのぞみもいってたけど・・

完全無視。






気分悪かったら当り散らすし、簡単に調理場になって、ホールの人間が入ることなんて許されるわけでもなくて。



そんなこんなで当然、ホールと調理人とは仲が悪い。





その中でも、私が一番仲が悪かったのは、二つ年下の大河智也。




この男、背が高く細マッチョ。




調理人のくせに、流れる黒髪にくっきり二重でブラウンの瞳のいわゆるジャニーズ系のモテ顔。





「ともちゃん。ともちゃん」って



おば様パートの方に可愛がられているけど・・


本当、私とは物凄く仲が悪い。









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