絶愛
22日今日から、30日まで、非常に忙しい時期に入りました。
みなさん頑張って、大入り目指して頑張ってください」

副店長の気絶しそうな朝礼の後、慌ただしい一日が幕を開けた。



あたしの勤めている店だが、このクリスマス時期が一年で1番忙しいらしく、まかない(店でだすご飯)も作れないほどに、仕込みに追われる。




いつもなら、蟹飯とかでるんだけど。。この時期だけは・・どうやら違うらしく

カップラーメン。



ぶっちゃけ、そのくらい忙しいほうがあたしにはよかった。



だって、あの日の雅彦の居ない理由を次の日には聞けなくて。



悪びれる事もなく、連絡をよこしあたしを抱く雅彦。



雅彦は寝ていたと、笑顔で言うけど。



本当にそうなのかなぁ…





低い雲があたしの心に広がり初めていたのを感じはじめていた。







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