絶愛
「なんで?私なの?
急ぎ過ぎるんじゃない?」

突然の申し出に驚きが隠せない。

「そうは思わないよ?
確かに、きっかけは、ナンパかもしれないけどよ。初めて見た時から、可愛いって思ってたし、付き合ったら、料理は上手いし優しいしよ。
美沙しか見えないから。
同棲やなら結婚してもいいし」



「・・・・」


結婚かぁ..


うれしいはずの申し出なのに、どうしても乗る気じゃない。



「嫌か・・?」


「嫌っていうか・・私まだ20だしさ・・それに雅だって22でしょ?早くない?」



「とにかくマジで考えてくれないか?必ず大切にするから・・」



考えてくれって…言われてもねぇ



ぶっちゃけ・・雅だけの物になるには勇気がないよ・・



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