虹色に変わる恋
俺は頭を左右に振った


もう菜月と会うことはない


考えるのはやめなきゃな


そしてまた俺は仕事を始めた


今日はカップルが結構多い


そんなカップルを見ながらシェーカーを振る俺は心底辛かった


まだ名前しか知らない菜月


考えないようにすればする程、頭から離れない


どうしてこんなに気になるんだよ


夜中近くになった頃


ドアが開いてまたお客様が来た


カランカラン…


「いらっしゃいませ…」


俺はドアの方を見た


そこにいたのは…





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