虹色に変わる恋
閉店時間が近付くにつれ、お客も減り、ようやく菜月と二人になれたのは午前2時を過ぎた頃


ドアの鍵をかけて菜月の隣に座った


「お疲れさま」


優しい声でそう言われ、俺は一気に疲れが吹き飛んだ


「お、おう」


ヤバイ…メチャクチャ可愛い


でも、本当に菜月には癒される


今までの黒い俺を白い菜月が浄化してくれているかのような感覚


「お酒…作って?」


首を少し傾けてそうねだる菜月


「了解!」


俺はカウンターに入り、カクテルを作った


「はい、どうぞ」





< 18 / 88 >

この作品をシェア

pagetop