虹色に変わる恋
階段の途中で振り向いた菜月


俺はそのまま菜月を抱き締めた


「え…?」


「こんな時間に1人で帰せるワケねえだろ」


「直哉…」


俺はそのまま菜月の肩を抱き、もう1度店に戻った


片付けは明日すればいい


「着替えて来るからちょっと待ってろ」


俺は奥の小さなスペースで着替えを済ませ、店に戻った


「何やってんだ?」


「あ、もう終わるから…」


まさかカウンター内で、片付けをしているなんて思わなかった


「サンキューな」


俺は菜月の頭を撫でた






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