虹色に変わる恋
季節は冬…


俺は黒いコートを羽織り、いつものように闇の中へ歩いていた


店までどのくらいの距離だろうか


ふと、脇にある公園が今日に限って明るく感じる


たまには中を通ってみるか…


まるで何かに誘われるかのように、俺は公園の中に足を踏み入れた


いつもは目につかない程、ひっそりと片隅にあるベンチ


そこに女性が1人座っている


日が落ち、暗くなりかけた寒い公園


待ち合わせか?寒いのに…


そう思いながら前を横切った


「…ック……ヒッ……ク…」




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