虹色に変わる恋
泣いてるのか?


彼氏は何をやってんだ?


ま、俺には関係ないか…


俺はその女性のすすり泣きを特に気にせず、そのまま通り過ぎた


公園から1歩、出た瞬間


小さな雨が振りだしてきた


俺は小走りで店に向かい、鍵を開けて店内に入る


それと同時に雨がだんだん強くなる音が聞こえる


「あ〜もう!」


俺は店に置いてある店用の傘を持って外に飛び出した


さっきの女性…


何故か気になって仕方ねえ


こんな雨の中、いるワケねえか


それでも俺は…


気が付けば君の元へと走っていたんだ




───────……

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