虹色に変わる恋
二人っきりになってお酒を少し作ってくれて…


このままだと変な気持ちになりそうで、帰る決心をした私


お金を払う為に財布を出した


でも、あなたは受け取らない


「また来た時に」


そう言うあなたの言葉


この言葉がなくても、私はきっとまた来たくなる


そう感じながら、ドアを開けた


カランカラン…


階段を上り始めた時


「菜月…」


私を呼び止めて抱き締められた


一瞬驚いた私


「こんな時間に1人で帰せるワケねえだろ」


嬉しかった


追いかけてくれて…


抱き締めてくれて…


本当に嬉しかった





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