虹色に変わる恋
───────……

初めて会った日から、昨日のことまでを思い出した私


あなたに嘘をつかないといけなくなるなんて…


「ごめんなさい…」


会いたいのに…


こんなにも会いたいのに…


どうして…


気持ちを抑えなきゃならないの?


トントン…


「はい…」


「菜月、いいかしら…」


カチャ


お母さんが部屋に入って来た


「さっきも言ったけど、あんな時間に帰って来たりしないでちょうだい」


「ごめんなさい…」


「いい?もうすぐ大学卒業でしょ!すぐに結婚するようになるんだから、それまでにお料理や家事を覚えてもらわなきゃお母さん恥ずかしいわ!」





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