虹色に変わる恋
健一さんは投げやりな言い方でデパート内を歩いている


「別にいいです」


あなたから欲しい物なんてない


「そうはいかないよ!クリスマスプレゼントくらい渡さないと婚約者としての格好がつかないしさ」


「じゃあ…ついて来てください」


私は健一さんの手を引いてデパートの中をあちこち歩いた


そして目に付いたバックや洋服をレジに持って行った


「コレ全部欲しいのかい?君は欲張りだなあ、さすがあの親の子供だ」


健一さんはカードを取り出した


「結構です!健一さんからのプレゼントなんて貰えません!自分で買いますからご心配なく」


私は自分のカードを出した





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