虹色に変わる恋
俺はお客の相手をしながらドアばかりを気にしていた


ドアが開き、その度に少しガッカリする俺はどうかしているのか?


来るハズのない人を待ってるなんて、今までの俺だったらありえない


今日は婚約者と食事って言ったらやっぱりお酒も入るだろう


カウンターに置かれた時計を見る


時刻は10時を過ぎた


昨日は夜中だったっけ…


カランカラン…


またお客か…


「いらっしゃい…ませ…」


目の前にいたのは菜月だった





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