虹色に変わる恋
「ん?何もないよ?」


無理に笑ってるのが分かる


「あんな時間に帰って大丈夫だったか?」


「うん…」


頷いた菜月は水を口にした


「あっ!そうだ、クリスマスプレゼント買ったの!」


菜月はソファーから立ち上がり、奥の部屋から紙袋をたくさん持って来た


「スゲーな」


「今日は特別!クリスマスだから」


菜月はそう言いながら紙袋から買った物をテーブルの上に並べ始めた


「バックでしょ〜服でしょ〜コレが靴で、コッチがブレスレット。そして時計に、ピアス、ネックレス………」


「菜月…」


「全部自分で…買っちゃった…アイツから買って貰いたいモノなんて…ない…」





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