虹色に変わる恋
俺は菜月の隣に座り、抱き締めた


「…っく…ごめ…んね…っ…」


「いいよ!コレ、俺が全部お前に買ってやる!いくらだ?」


「わかんない…」


「カードか?」


頷く菜月の頭を撫でた


菜月は少しずつ落ち着いたのか、今日あったことを話し始めた


菜月の親は何を考えてんだ?


普通、娘の幸せを考えるのが親だろ?


婚約者も最低な男だな!


会ったこともないのに腹が立つ


「私は利用されてるの…捨てられるのと同じね…」






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