虹色に変わる恋
ヤキモチ妬く菜月も可愛いなぁ〜


なんて思いながら、俺はコーヒーを飲み干し、菜月の手を引いてコーヒーショップから出た


「皆が見てても、俺は菜月しか見ねえよ」


菜月の耳元でそう囁いた


「ヤダ…恥ずかしい…」


照れながらほのかに赤くなる菜月の頬


色が白いから余計に赤く見える


本当にそうなんだ


仕事柄、色んな女達が言い寄って来ても適当にかわしていた俺


こんなに好きになるなんて自分でも信じられない





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