虹色に変わる恋
俺達は映画館に行き、菜月の見たがっている作品を見た


ロマンチックなラブストーリー


お涙ちょうだいと言わんばかりのシーンが満載


周りはもちろん、隣に座る菜月からもすすり泣きが聞こえ、俺は菜月の頭を撫でていた


早く終わってくんねえかな?なんて思いながらクライマックス突入


想像していた通りのエンディング


その後、映画館の近くのカフェでゆっくりとティータイム


「ねえ直哉〜今日の映画もそうだったけど、障害のある恋って叶うのかな?あの主人公みたいに諦めなきゃ…いけないのかな?」


菜月は紅茶を口にしながら悲しそうな顔をする


「現実と映画を一緒にすんなって!よし!今日、俺、菜月んちに挨拶に行くわ」




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