虹色に変わる恋
「え?」


顔を上げて目を真ん丸にしている


「イヤか?」


「ううん…嬉しいけど、ムリだよ」


少し笑った表情がまた曇る


「大丈夫!俺に任せろ」


「でも…」


俺も男だ!可能性はなくても、やれることはやらなきゃな!後で後悔したくねえ


夕方、デパートで手土産にケーキを買い、菜月と歩いて家に向かう


超…緊張する


そういえば高校ん時、付き合ってた楓の兄貴に挨拶したっけ…


あの時もかなり緊張したけどな…


今回とは緊張の度合いが桁違いだよ





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