雨に恋した華
やっと梅雨らしく雨が降るようになった、7月中旬。


今日で期末テストを終えたあたしは、学校が終わってすぐに虹希さんの家に向かっていた。


この1週間、テスト勉強をしながらずっと彼の事を考えていた。


あたしの行動は、無意味で無謀な物なのかもしれない。


だけど…


ママの話を聞いた後、あんな事でへこたれてこの恋を諦めたくないと思った。


だから…


あたしもパパとママに負けないくらいの恋をして、ひたむきな想いを貫こうと決めたんだ。


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