雨に恋した華
まずは、アウトレットモールのレストラン街にある、レストランに入る事にした。


レトロな雰囲気が、虹ちゃんによく似合っているような気がする。


「何にする?」


「う〜ん……」


あたしは、必死にメニューと睨めっこをした。


「ステーキかな……?あっ、やっぱりグラタンにする!」


慌てて言い直したあたしを見て、虹ちゃんがフッと笑った。


「飲み物は?」


「アイスティー!」


すかさず答えると、虹ちゃんは店員を呼んだ。


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