あたしから溢れた心のカケラ
ビルの合間を抜けると



入道雲が待ち構えてた。




その大きさに



はっとする。




ボクは飲み込まれる。




キミは眩しそうに見上げて



ボクの名を呼ぶ。




キミの声は、



夏の香りを空へ持ち上げてく。




今日も、陽が高い。

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