【詩音×愛祐実】パパとママの秘密の夜
あたしが傷付かないように
悲しい思いをしないように
想はいつもあたしを考えてくれる。
守ってくれる。
想の手の温かさから伝わってくる
「大丈夫」っていう言葉。
その温もりがあたしを安心させてくれる。
怖がっちゃダメ。
「マジかよ・・」
絶対に何か変な事言われると思っていた
あたし達に返って来たのは意外な言葉で。
ぎゅっと瞑っていた目を恐る恐る開けると
社長さんが何故か少しがっかりした様子を見せる。
それに対して
「失礼ですよ社長。若いのに凄いですね。尊敬します」
秘書さんらしき人がそう言ってあたしに笑顔で言ってくれた。
「そ、そんな尊敬だなんて」