【詩音×愛祐実】パパとママの秘密の夜



初めて言われた言葉に変にくすぐったさを覚える。


そんなこと言われた事、

今までなかったから。


泣きそうなあたしに


「これからも頑張って下さいね」

にっこりと笑いかけてくれた。


その笑顔には何処か安心感と温かさが伝わってきて。

余計涙が溢れそうになる。

ここで泣いたらかっこ悪いよね。

寧ろ笑顔で

「あ、ありがとうございます!」

精一杯の笑顔で秘書さんに笑いかけた。

「ちょっと」

何故だか分からないけど社長さんが想の腕を引っ張って
少しあたし達から離れた。



何かあったのかな?





「失礼だが、君達は幾つなんだ?」

< 14 / 20 >

この作品をシェア

pagetop