【詩音×愛祐実】パパとママの秘密の夜
初めて言われた言葉に変にくすぐったさを覚える。
そんなこと言われた事、
今までなかったから。
泣きそうなあたしに
「これからも頑張って下さいね」
にっこりと笑いかけてくれた。
その笑顔には何処か安心感と温かさが伝わってきて。
余計涙が溢れそうになる。
ここで泣いたらかっこ悪いよね。
寧ろ笑顔で
「あ、ありがとうございます!」
精一杯の笑顔で秘書さんに笑いかけた。
「ちょっと」
何故だか分からないけど社長さんが想の腕を引っ張って
少しあたし達から離れた。
何かあったのかな?
「失礼だが、君達は幾つなんだ?」